今年度 最後の 学んでガッテン学芸員講座
「第20回 学んでガッテン 学芸員講座」
が開催されました。
今年度最終回となるガッテン講座。
テーマは
「その後の尊徳 ~偉人と語り部たちとの関係~」。
当日はちょっと冷たい雨が降りましたが、
今回もたくさんのお客様にお越しいただきました。
講師は小田原市文化政策課の 坂井 飛鳥 さん。
清閑亭の食堂を会場に、
多くの資料がスクリーンに
映し出されました。
今回のお話の聴きどころは、
二宮尊徳の仕法が、高弟とその後の人たちにどう受容され
活かされたかという、
まさに「その後」の尊徳。
富田高慶、福住正兄、岡田良一郎を特に取り上げて、
著作や書簡から、それぞれの尊徳理解と、
それぞれの関係性について、悲喜交々とりまぜてお話しいただきました。
ご存知通り、二宮尊徳は自らの哲学や考え方を著作としては遺さなかった人、
ですので、高弟たちやその後の人びとはそれを各々で解釈するんですね。
またその経緯が、明治以降の近代化と相まって錯綜する姿、
とても興味深く聞かせていただきました。
改めて二宮尊徳とその後、近代以降の展開について勉強しなければ、と思いました。
坂井さん、ありがとうございました。
ちなみに、
講座後の懇親会ティータイムでは
正栄堂さんの「天地人」
をお召し上がりいただきました。
「天地人 三才の徳」という
尊徳の教えにちなんだお菓子、
控えめな甘さがお抹茶と絶妙なハーモニー。
とってもおいしかったです。
~さて、次回の「ガッテン講座」は? ~
ごめんなさい。
年度が改まる都合で、4月以降の予定が未定です。
決まり次第早急に、このプログと、市報「おだわらいふ」でもご案内いたします。
もう少しだけお待ちください。
ではまた、次回のガッテン学芸員講座をお楽しみに。