清閑亭 ~邸園交流でまちづくり~

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ローカルサミット・鈴広如倶楽部邸園散歩

10月23日にローカルサミット、10月28日に鈴広如倶楽部の邸園散歩を企画・実施しました!

ローカルサミットは、今回で3回目となるイベントで、
全国からまちづくり人が小田原に集いました。
その一環として、小田原の歴史文化にふれるという趣旨で、
邸園文化を散歩をしながら実感するという企画です。

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当日は、遠くは愛媛や山形から13名の方が参加。
板橋駅から老欅荘、途中、盛月でどら焼きなどを食べあるきしつつ、
清閑亭に戻ってきました。

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ローカルサミットさんのウェブサイトにも報告がUPされています。
こちら



鈴広如倶楽部の邸園散歩は、昨年、一昨年に引き続き、
鈴広蒲鉾さんのお客さまサービスの一環で行っているものです。

今回はあいにくの雨でしたが、19名の方が誰一人欠席されることもなく、
老欅荘から清閑亭への散歩を満喫されていました。

雨なので、なるべく屋内でお話させていただく時間が多かったのですが、
老欅荘で1時間近くお話したのは初めて。
清閑亭ですごすうちに、数寄屋の奥深さに色々と気づかされていたのかもしれません。
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by machien5 | 2010-10-28 01:25 | 邸園交流イベント報告 | Trackback

10月26日 ちりめん細工教室

毎月一回、清閑亭では「季節のちりめん細工教室」を開催しております。

今月(10月)のちりめん細工教室は、26日(火)でした。
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10月の作品は「さると柿」。

講師は安藤百合子さん。
今回の参加者は11名。
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安藤先生と助手の方に教えていただきながら、
参加者はお一人ずつ、この世に1つしかない「さる」を制作していきます。

途中で私も様子を伺いにお座敷へ…。
そこには完成間近のとてもかわいらしい「さる」のお顔が
テーブルの上に!!
皆さん、なかなかお上手です!
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予定より時間が少し押してしまいましたが、
ほとんどの方が作品を仕上げてお帰りになりました。

次回、11月は「たぬきの親子」を制作予定です。
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作品を作りためて、つるし飾りにすることもできます。
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現在、11月のちりめん細工教室の参加者を募集中です。
1回のご参加や初心者の方のご参加も大歓迎です。

次回日程:2010年11月19日(金)9時~12時(11月12日締切)
   場所:清閑亭(旧城内高校向かい)
  参加費:1回2000円(材料費含む。お茶・お菓子つき)
  持ち物:針、糸(白・黒)、糸切ばさみ、裁ちばさみ、手芸用または木工用ボンド
   主催:NPO法人小田原まちづくり応援団
※参加には事前のお申込みが必要です!

お問合せやお申込みは、清閑亭(0465-22-2834)まで。

12月は7日(火)の開催を予定しております。(作品は「うさぎと宝袋」)
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by machien5 | 2010-10-27 16:52 | 邸園交流イベント報告 | Trackback

官民協働で熟す秋、「無尽蔵プロジェクト」清閑亭で初の成功例/小田原(神奈川新聞)

神奈川新聞10月25日号に取り上げられました。


官民協働で熟す秋、「無尽蔵プロジェクト」清閑亭で初の成功例/小田原
2010年10月25日


無尽蔵プロジェクトのひとつとして、小田原まちづくり応援団が管理・運営に取り組む「清閑亭」=小田原市南町
 市民と行政が役割分担してまちづくりに取り組む小田原市の「無尽蔵プロジェクト」。昨年12月のスタートから10カ月を経て、ひとつの実りを手にしつつある。市は自ら所有する施設の管理・運営をNPO法人に任せ、NPO法人は独自のノウハウを生かした施設の利用策を打ち出す。つまり、行政は懐を痛めずに施設の有効利用と集客が図れ、NPO法人はイベントなどで得た資金でさらなる企画の展開に挑む、いわば“一挙両得”の取り組みだ。その成功例は、国登録有形文化財「清閑亭」で地歩を着々と築いている。

 無尽蔵プロジェクトは、市が「市民参画の推進」を議論する中から生まれた。行政が「市民参画の推進」を目的に実施してきた企画は、資金も人材も「行政丸抱え」になりがちだったという反省が原点にある。財政難の折から、こうした企画は「1年で打ち切り」になる可能性もあり、「そもそも行政単独での事業実施は限界を迎えている」という声もささやかれていた。

 そこで「補助金以外の市民への協力の方法」が検討された。行政が提案し、実施主体となる民間に補助金を交付するのではなく、市の施設の貸与や許認可といった「金のかからない協力」へと転換。民間が稼げば、結果的に「人が集まり、経済効果が生まれ、税収も増える」という考え方だ。こうして(1)市民活力の向上(2)経済の活性化―を掲げる「無尽蔵プロジェクト」が生まれた。

 市は「ウオーキングタウン」「食」「文学」など既に民間が実施している10分野で協力を依頼し、各団体の企画やイベントに同プロジェクトの冠をつけることから始めた。

 例えば「ウオーキングタウン」は、NPO法人小田原まちづくり応援団の手による。市は清閑亭を所有するものの有効利用が図れずにいたため、「ウオーキングタウンの中核施設になるのでは」と清閑亭の管理・運営を任せた。2年間限定の実証実験だ。

 応援団は、清閑亭の一般公開やコンサート、展示会の受け入れなどを矢継ぎ早に企画。館内に喫茶コーナーを設けるなど、市民目線の運営手法で集客と資金の確保を両立させている。音楽や木造建築を手掛ける民間団体とのコラボレーションによる新企画などの相乗効果も生まれており、同プロジェクト初の成功例といえそうだ。

 ただ「行政が民間に事業を丸投げしていいのか」という批判は少なくない。市担当者は「まちづくりの方向性が一致していることが大前提だ」と話す。3カ月に1回、市担当者らを交えた連絡調整会議を開くことで、「お互いの動きを知り、各事業の方向性に齟齬(そご)のないよう努めている」と説明している。

 ◆清閑亭 明治末期から大正初期にかけて、黒田長成侯爵の別荘として建てられた。木造平屋一部2階建て(延べ床面積約340平方メートル)の数寄屋風書院造りで、2008年に市が取得した。敷地は4500平方メートルで、国指定史跡(小田原城三の丸外郭の一部)。
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by machien5 | 2010-10-25 23:55 | 小田原の邸園から | Trackback

和のお庭お手入れワークショップ開催しました

先週16日と本日23日の2回に渡って、和のお庭の庭木の剪定を本職の庭師さんに教わってしまおう、というワークショップが開催されました。
参加者の数はそれほど多くなかったものの、皆さん普段からお庭のお手入れをしている方だけあって、熱気はいつも以上。
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ワークショップの舞台は南庭です。
まず、庭師の長崎さんから庭木剪定の基本的な姿勢についてご説明があり、その後、目ぼしい木に触れながら、参加者からの質問にも答えつつ、それぞれの木の性質から剪定の仕方、剪定の時期などを口頭で教えていただきました。

その後、実際の剪定作業。こちらは中央の梅の木を主に、はじめは4種ほどの木の刈り込み、そのうち要領をつかんだ参加者の方がその周囲にあるきをどんどん刈り進めていく、長﨑さん親子がそれについて気になる点などをその都度講釈していくという流れとなりました。
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そうして2時間半の講習会は本当にあっという間に終わってしまいまして、けれどもその時間の経過とともに、本当に木がどんどんよみがえっていくのには驚きました。まるで別の木に植え替えられたような枝ぶりを見せる木などもあり、参加者の皆さんにとってだけでなく、清閑亭にとってもこの講習会はやってよかったと感じました。

そろそろひと通りの木の刈り込みが終わったころで、目途がついた方から徐々に、切った枝のお掃除が進んでいきます。みなさま声を掛けあってお掃除に取り掛かっていただきました。

2回のワークショップを終え、南庭が何だかだいぶすっきりしたような気がします。

お忙しい中2回も親子で指導に駆けつけて下さった長崎造園の長崎さん、どうもありがとうございました!
参加者の皆さん、お疲れ様でした!時々復習がてら清閑亭のお庭の剪定にいらしてくださいね〜。
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by machien5 | 2010-10-23 20:29 | 邸園交流イベント報告 | Trackback

ティーサロン開催中

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清閑亭の気持ちよいお庭と、相模湾を眺めながら、美味しいお菓子をつまんでゆったりまたりティータイム。
そんなステキな企画が期間限定・人数限定で行われています。
その名も「清閑亭ティーサロン・観月編」。
このティーサロンでは、神奈川のお茶のブランドである「足柄茶」を、様々な飲み方で楽しみます。
さらに、お月見にちなんで、お芋や栗をつかったお菓子をたっくさん用意して、おなかも満足!

作法を気にせずのんびり楽しむことがこのティーサロンの目的。
いわゆる「お茶会」ではないので、「和服着ないと…」とか、「お作法が分からない!!」なんていうご心配はご無用。カフェ風のテーブルセットで楽しんでいただきますので、長時間の正座ができないという方もご心配なく。

10月27日、11月17日、11月22日、11月29日の回には、まだわずかながら空きがありますので、急いで参加お申込みを!!

時間・料金等の詳細は、「まちえんの活動予定」のブログでご確認ください!

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神静民報(2010年9月26日)に募集記事が掲載されました。

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ポスト広告(2010年10月1日・通常西湘版)に募集記事が掲載されました。

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あしがらネットラジオ2010年10月4日号でもとりあげられました。
“和の空間”で〈足柄茶〉の奥深さに迫る!  清閑亭ティーサロン~別邸で楽しむ《足柄茶歳時記》
(今朝のあしがらネット瓦版)



 築100年の歴史を刻む“和の空間”清閑亭(せいかんてい。小田原市南町)で〈足柄茶〉の奥深さに迫る「清閑亭ティーサロン~別邸で楽しむ足柄茶歳時記・観月編」が人気を集めている。清閑亭(国登録有形文化財)は明治末から大正時代に旧福岡藩主直系で貴族院副議長を務めた黒田長成(くろだ・ながしげ)侯爵の別邸として建てられた。主催は、明治期の政財界や文化人ゆかりの邸宅を小田原邸園文化の“まちおこし”に活用する「NPO法人小田原まちづくり応援団」。講師は日本茶アドバイザーの石崎雅美さん。
 同サロンでは、「足柄・くき茶」を大井の里に湧く富士山の伏流水で味わうウエルカムティーに始まり、蓋(ふた)付茶器で旨みと甘み(一煎目)、爽やかな苦み(二煎目)、深い味わい(三煎目)と違う味が楽しんだ後、醤油や酢醤油をかけて茶葉を味わう「足柄うまみ茶 花里の雫(はなりのしずく)」、熟成蔵出しの一番茶「足柄茶・秋せんえん」など“秋のひと時”を足柄茶の奥深さで楽しむ。また、お茶請けには、地元の和・洋菓子店自慢の〈秋の干菓子〉〈月見まんじゅう〉〈くるみといちじく〉や京都・宇治田原の〈あられせんべい〉などを揃えている。
 10月の予定は18・20・25・27日。時間はいずれも午後1時30分~午後3時。定員は5人(先着順)。費用は1500円(資料、お茶、お茶請け代込み)。申し込み・問い合わせは、清閑亭(℡0465-22-2834)へ。

 ■音声は、「清閑亭ティーサロン」の魅力を語る石崎雅美さん


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小田原箱根経済新聞2010年11月22日号でもとりあげられました!

別荘と邸園文化に触ながら足柄茶を楽しむ-清閑亭でティーサロン開催
(2010年11月22日)

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足柄茶のうま味を楽しむティーサロン風景
 


 かつての黒田長成侯爵の別荘「清閑亭」が小田原邸園交流館として公開・利用されているが、地元・神奈川で栽培される「足柄茶」の魅力を満喫する「清閑亭ティーサロン」が開催され好評を博している。

 同茶会は、日本茶アドバイザーで足柄茶コミュニケーターの石崎雅美さんが担当し、足柄茶と季節にふさわしい菓子を味わいながら、歴史的な建造物の中でゆったりとした空間と時間を過ごす趣向。「うまみ茶という手法でいれた味は、小田原に受け継がれている別荘と邸園文化に良く合う」と石崎さん。

 今後の開催日程は今月22日、29日。各13時30分~15時。定員は先着各5人。費用は1,500円。希望者は清閑亭(TEL 0465-22-2834)まで事前申し込みが必要。
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by machien5 | 2010-10-23 11:02 | 小田原の邸園から | Trackback

東海大杉本研究室ウッドデザイン展開催中です

神奈川新聞10月20日号に取り上げられました!




木造建築のすばらしさ発信、小田原の清閑亭でウッドデザイン展/神奈川
2010年10月20日
学生のアイデアが詰まった木造家屋の模型の数々=清閑亭
 国登録有形文化財「清閑亭」(小田原市南町)で、「小田原の森から街をつなぐウッドデザイン展2010」が開かれている。学生が提案した”未来型”の木造建築の模型などを見ることができる。11月14日まで。入館無料。

 清閑亭は明治末期から大正初期にかけて、黒田長成侯爵の別荘として建てられた。木造平屋一部2階建て(延べ床面積約340平方メートル)の数寄屋風書院造りで、2008年に市が取得。現在はNPO法人小田原まちづくり応援団が管理・運営を担う。

 ウッドデザイン展は、同応援団とNPO法人木の建築フォーラムが、清閑亭や木、木造建築のすばらしさを知ってもらおうと企画した。

 大正期の純日本風木造建築の特徴が残された清閑亭内に並べられた未来的な木造建築の模型は計7棟で、いずれも東海大建築学科に通う学生の手による。「透(す)く」「歪(ゆが)む」「交築」など、それぞれのテーマが見て取れる斬新(ざんしん)なアイデアが木造建築の将来の姿を連想させる。

 同大で教授を務める杉本洋文さんの「流星庵」などの作品を紹介するパネルも展示されている。

 午前10時から午後4時まで。毎時15分、45分からスタッフが館内ガイドに立つ。木曜休館。問い合わせは清閑亭電話0465(22)2834。
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by machien5 | 2010-10-20 23:57 | 小田原の邸園から | Trackback

十三夜のお月見をしました

今日は旧暦9月13日。「後の月」とか「栗名月」と呼ばれ、十三夜のお月見をする日です。
清閑亭では、9月22日の旧暦8月15日に中秋の名月を愛でる会を開催したのに続き、十三夜のお月見も開催しました。

今回は、栄町松坂屋さん、本町の伊勢屋さん、南町の河内屋製菓舗さん、錦通りの山口菓子舗さんで栗にちなんだお菓子を買い集めて、お客様に好きなお菓子を選んでもらう、プチスイーツビュッフェで楽しんでいただきました。

その後は、ギターと歌を堪能。
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残念ながら、お天気はあまりよくなく、主役の月は朧月でしたが、秋の夜長を楽しむことができました。
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by machien5 | 2010-10-20 22:31 | 邸園交流イベント報告 | Trackback

10月10日 邸園交流かふぇ+木の建築フォラム

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10月10日の邸園交流かふぇは、
NPO法人木の建築フォラムさんとの共催でした。

前の日、木の建築フォラムさんでは、
今年度の木の建築賞の公開プレゼン+授賞式を、
市民会館で開催されたとのこと。


今回のテーマは、「小田原の木の文化を考える」。

安藤邦広 筑波大学大学院人間総合科学研究科教授
安井昇 桜設計集団一級建築士事務所代表
速水亨 速水林業代表 社団法人日本林業経営者協会会長

といった豪華ゲストをお迎えし、

まちえんの
杉本洋文 東海大学建築学科教授
平井太郎 清閑亭担当

とディスカッションさせていただきました!

会場には、小田原市長はじめ、木の文化に思いを寄せる
たくさんの方がつめかけ、熱い議論が展開。

なかでも、安藤先生から
「小田原ほど近代和風建築が集積しているところはない。
金沢市では、近世までの社寺建築に特化した職人大学校をつくっている。
小田原は、近代和風にスポットライトを当てた職人大学校を立ち上げては」
という提案があって、小田原市長も前向きに考えたいということでした!

清閑亭の雨漏り対策にあたられたのも若い棟梁。
箱根熱海の旅館や、小田原城の修復が続いていることで、
若き棟梁まで、技術が伝承されていたんだと、あらためて実感。


また、速水さんからは
「清閑亭のシンボルのクスノキやマツは、暖かい小田原の森の象徴でもある。
クスノキは定期的に切って板のかたちに製材しておくと、
虫のつかないタンスやタナになるので、そうしてみては」
という提案が。

こちらも清閑亭の今後を考えてゆくうえで、とても魅力的なお話でした!


車座集会のあとは、ひとしきり清閑亭内を見学していただいたあと、
板橋の邸園群に移動。

山月でお食事したあと、老欅荘でくつろぎました~


安藤先生から
「どこの森でもスギ、ヒノキではつまらない。小田原らしい樹種としてカヤがあるのでは」
ということで、
平井太郎が引率したグループでは、みみづく寺にそびえたつ
北原白秋ゆかりのカヤをご案内。

後日、小田原一の山持ちの辻村家をうかがったとき、
カヤの大木を何本もみせていただきました!

「森」ではありませんでしたが、カヤは今でも高価な材。大切にしたいものです。

ちなみに、辻村家の森には、1000年以上の神代杉が何本か。
そちらはみな、京都の東本願寺の用材として実質的に予約されているとのこと。

カツラの大木の並木など、小田原の森にも大変な資産が眠っています。

ぜひみなさんも、小田原の森に足を運んでみてください!
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by machien5 | 2010-10-10 13:05 | 邸園交流イベント報告 | Trackback

小田原の別荘・別邸生かしまちづくり-黒田長成の別荘「清閑亭」拠点に(小田原箱根経済新聞)

小田原箱根経済新聞2010年10月8日号にとりあげられました!


小田原の別荘・別邸生かしまちづくり-黒田長成の別荘「清閑亭」拠点に
(2010年10月08日)
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「小田原邸園交流館・清閑(せいかん)亭」を利用した催しを開催
 小田原には古くから著名人の別邸や別荘が多く点在するが、これを活用してまちづくりに役立てる挑戦がNPOの手で行われている。

 手がけるのはNPO法人「小田原まちづくり応援団」。NPO設立は2004年4月だが、活動は2003年より行われてきた。小田原の自然と歴史、文化を見つめ直し隠れた魅力を発掘しながら、まちづくりに役立てている。
 
 同NPOは、歴史的に小田原は保養地であり、市内には伊藤博文や山下汽船(現在の商船三井)創業者の山下亀三郎など著名人の別荘が海辺に多く作られ、茶道、能、狂言、文学など独特の「邸園文化」が生まれていることに着目。こうした文化を小田原の魅力にしてまちづくりを生かしたいと考えていた。

 そこに小田原市より、貴族院副議長だった黒田長成侯爵の別荘の活用に関するプロジェクトの話しが来た。そこで、神奈川県観光交流企画開発事業を活用し、小田原市の無尽蔵プロジェクト「ウォーキングタウン小田原」の一つの事業として手がけることになり、小田原邸園交流館「清閑亭」(小田原市南町1)として今年6月に一般公開にこぎ着けた。
 
 同NPO副理事長で社会学者の平井太郎さんは「小田原の魅力は計り知れないものがある。この魅力を生かして小田原のまちづくりをしていきたい。その拠点として、歴史的な価値のある別荘、清閑亭を位置付けたい」と話す。
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 清閑亭では現在、現代能面・狂言面三人展として「幽玄の美、堪能して」と題する能面と狂言面の展示会を実施し好評を得ている。小田原は長い歴史を持つ城下町。能や狂言に対するなじみも深い。同展では、照明施設を使わずに自然光の中で60点余りの「面」を堪能できる様に工夫を凝らす。

 開催時間は11時~16時。入館料は、大人=500円、中学生以下=200円。10月11日まで。問い合わせは清閑亭(TEL 0465-22-2834)まで。
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by machien5 | 2010-10-08 00:04 | 小田原の邸園から | Trackback

能面展開催中→ありがとうございました!

10月1日から11日まで、能面・狂言面60面を集めた展覧会を開催しました!

期間中1000人近いお客さまにいらしていただきました!


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神静民報(2010年9月29日)より

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毎日新聞2010年10月1日地方版より
現代能面・狂言面三人展:「幽玄の美、堪能して」--小田原「清閑亭」で /神奈川
 ◇きょうから
 小田原市南町の「小田原邸園交流館・清閑(せいかん)亭」で2日から「現代能面・狂言面三人展」が開かれる。市制70周年の記念事業。清閑亭は明治から大正にかけて建てられた国の登録有形文化財で、主催者は「百年余の歴史を持つ和の空間で、能や狂言面の幽玄の美を堪能してほしい」という。

 清閑亭は旧福岡藩主直系で、貴族院副議長を務めた黒田長成(ながしげ)侯爵の別邸として建てられた。08年1月に同市が取得、今年からNPO法人「小田原まちづくり応援団」が観月会を開くなど活用方法を模索し、同展も「応援団」の主催。

 出展する能面師は、高津紘一さん(69)ら3人で、能面40点、狂言面20点を邸内の和室などに展示する。

 豊臣秀吉が小田原攻めをモチーフに、敵対した北条氏政の成仏も願って作らせた太閤能「北條」の舞台を同市が20年前に復活させた時、氏政と秀吉の面を打ったのが高津さんだった。高津さん制作の面が、恒例だった「小田原城薪能」で使われたこともあり、「小田原とは昔から縁があった」と言う。

 「応援団」の平井太郎さん(34)は「黒田長成も明治に能楽が衰退の危機に瀕(ひん)した時、保護や復活に力を尽くした。二つの縁が重なり、清閑亭での能面・狂言面展を企画した」と話す。

 展示される能面は実際に舞台で使われたものも含まれ、高津さんは「面は舞台に立って初めて命が吹き込まれる。いろいろな表情があるが『なるほど、そういった意味でこういう面が作られているんだ』と知ってほしいし、能そのものに興味をもってもらえれば」と話している。

 同展は11日(午前11~午後4時)まで。入館料は大人500円、中学生以下は200円。問い合わせは清閑亭(電話0465・22・2834)。【澤晴夫】

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2010年10月1日東京新聞より

和の空間現代の能狂言面 小田原の清閑亭 あすから展示
2010年10月1日

 長い歴史を持つ伝統芸能の能と狂言の面を一堂に集めた「現代能面・狂言面三人展」が二日から、小田原市南町一の小田原邸園交流館・清閑亭(旧県立城内高校前)で開かれる。

 民間主体で行政がサポートする、同市独自の新しい試み「無尽蔵プロジェクト」の一環で、NPO法人「小田原まちづくり応援団」(平井丈夫理事長)が主催する。初日の午後一時半からは、出品作家三人によるギャラリートークも予定されている。十一日まで。

 展示作品を手掛けたのは、平塚市出身の能面作家高津紘一、ろうあ者狂言のために面を打つ伊藤通彦、面の会を主宰する岩崎久人の三氏。各人が新作二十面ずつ計六十面を出品する。市によると、現代を代表する面打師。会場となる清閑亭は明治末年に旧福岡藩主直系の黒田長成侯爵の別邸として造られ、国登録有形文化財。市は「百年近くの歴史を持つ和の空間で能狂言面の持つ幽玄な気分を味わってほしい」としている。入館料五百円(中学生以下二百円)。 (長崎磐雄)

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朝日新聞(2010年10月5日・湘南版)より

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10月5日神奈川新聞より

文化財の精閑亭で「現代能面・狂言面三人展」開催、北条氏政らの面60点並ぶ/小田原
2010年10月5日




自然光に照らされた能・狂言の面が並ぶ記念展=小田原市南町の「清閑亭」
 能と狂言に使われる面を紹介する「現代能面・狂言面三人展」が、国登録有形文化財「清閑亭(せいかんてい)」(小田原市南町)で開かれている。般若や鬼を模して人間の怒りや悲しみを表現した面60点を展示している。11日まで。

 能楽と小田原のゆかりは深い。能好きで知られた豊臣秀吉が作らせた「太閤能」の1曲が、北条氏政を城主とする小田原城を秀吉が陥落させる様子を描いた「北條」。江戸時代以降は上演されてこなかったが、1990年に復曲され、小田原城で演じられた。

 同展には、復曲の際にシテ(主人公)の氏政の面を作った高津紘一さん(69)ら3人の面打ち師が20点ずつを出展している。

 高津さんが「構想から3年がかりで仕上げた」という氏政の面は会場入り口に陳列。落城の無念さをゆがんだ口元や下向きの目線で表現している。人間に化けた蚊を表現したおちょぼ口のひょっとこや、えびす、猿などの面も並ぶ。能・狂言は本来、屋外で演じられることから、同展では面をライトアップせずに自然光で演出している。高津さんは「数寄屋造りの邸宅で『和』の魅力を存分に味わってほしい」と話している。

 民間と市が役割分担してまちづくりに取り組む無尽蔵プロジェクトのひとつで、NPO法人小田原まちづくり応援団が主催した。
 期間中無休。午前10時~午後4時。高校生以上500円、中学生以下200円。問い合わせは清閑亭電話0465(22)2834。
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by machien5 | 2010-10-02 23:04 | 邸園交流イベント報告 | Trackback